怒りっぽい人は要注意?薄毛ハゲとストレスの関係

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自分が怒りっぽいと思うことがありませんか?
ちょっとしたことでも気に障る神経質ではありませんか?

これらに当てはまっている人は、将来自分の髪の毛が薄くなる原因を自分で作ってしまっているかもしれません。

今回は怒りっぽい人がハゲやすいというウワサを検証しどういった理由でハゲに繋がるのか、知識を紹介したいと思います。

怒りっぽい人や神経質な人はハゲやすい?

怒りっぽい人はハゲやすいというウワサを聞いたことはありませんか?
そういえば怒りっぽい部長はハゲている…。
細かい事を気にする友人は髪の毛が薄い。

なぜ怒りっぽい人や神経質な人はハゲやすいと言われているのか。
どういった理由でハゲが関係しているのか、詳しく検証したいと思います。

自分は怒りっぽい、神経質だという自覚がある人はあなたの髪の毛を守るためにも知るべき知識なのでぜひ読み進めてくださいね。

ストレスが直接的な原因になることはない

結論からいうと、イライラなどのストレスが直接的な原因となって髪の毛が抜けることはありません。

イライラするとヘアサイクルが休止期になり髪の毛が成長しなくなる、というようなことは全くないのです。

ただ、イライラなどの精神的ストレスが結果として抜け毛や薄毛に繋がることはあるので次の項目でその原因について紹介したいと思います。

血行不良の原因になることがある

イライラや不安などの精神的なストレスは自律神経に大きな負担をかけます。

自律神経は体の様々な部位に働きかける働きがありその働きの中には血流操作も含まれています。
ストレスにより自律神経の働きが不安定になってしまうと普段通りの血流操作が出来なくなってしまうのです。

血流操作に異常が発生すると首や肩まわりの筋肉が凝ってしまい、頭皮まで血液を届けることが出来なくなってしまいます。

この血行不良はハゲの原因となります

怒るとテストステロンが増える

イライラしたり、怒ったりすると男性ホルモンのテストステロンが多く分泌される傾向があります。

テストステロン自体に抜け毛を引き起こす作用はありませんが、テストステロンはAGAの原因となるジヒドロテストステロンの素です。

毛乳頭細胞内に存在する酵素「5αリダクターゼ」と結びつくとテストステロンはジヒドロテストステロン化し、髪の毛の成長を阻害しするようになります。

もし5αリダクターゼと呼ばれる酵素の分泌量が多い体質だった場合には、テストステロンが大量にジヒドロテストステロン化され、薄毛や抜け毛を引き起こす原因となってしまいます。

なお、5αリダクターゼの分泌量は遺伝や体質によって異なります。
5αリダクターゼの分泌量が少ない場合はテストステロンが増えてもジヒドロテストステロン化されにくいことから、あまり影響はありません。
しかし、5αリダクターゼの分泌量が多い場合にはAGAの可能性が高まることを覚えておいてください。

血行不良によっても抜け毛、薄毛は促進されます

ストレスで負荷がかかると、自律神経が乱れ血行不良を引き起こします。
この血行不良の影響は頭皮にも及び、頭皮の中の毛母細胞は成長するための栄養素が不足してしまいます。

栄養素が足りていない状態では普段通りの髪の毛を育てることは出来ません。

血流がしっかり流れていないため、頭皮の温度も下がってしまい頭皮が硬く毛穴から毛が生えにくい状態になってしまいます。

髪の毛を育てるための栄養素が足りない。
頭皮が硬くて髪の毛が育ちにくい。

血行不良によって発生するこれらの要因や テストステロンの分泌量増加によるAGAの促進の可能性があることからストレスは間接的にハゲの原因となっていることがわかります。

普段あまり怒らない人なのに、髪の毛がどんどん薄くなっていく人は自分の意見や不満を貯めこんでいる為ストレスが溜まり血行不良により髪の毛が薄くなっている可能性もあります。

治療薬に頼るだけでは改善できない

ストレスにより自律神経が乱れ、血行不良になる事を先ほど説明しましたが
この血行不良により髪の毛が抜ける脱毛症状は処方された薬を使うだけでは改善しないことがあります。

ミノキシジル等の血行促進作用がある治療薬を使うことで頭皮の血行は改善し抜け毛は収まるかもしれません。

しかし、根本的な原因を解消することが出来ていないのであれば治療薬の使用をやめた途端に、また髪の毛が抜けてしまいます。

治療薬を使うことで症状は改善するかもしれませんがストレスと向き合わないと、ストレス性の抜け毛を完治させることは難しいので治療薬に頼り切らず、ストレスを解決する為の工夫も取り入れると良いでしょう。

まとめ

「怒りっぽい人はハゲやすい」というウワサを検証しました。
イライラや不安などのストレスは間接的にハゲの原因となっているので全てが間違っているウワサではありませんでした。

「こういう人もいるんだな」と思っている人もいるかもしれませんがあなたに全く関係のない話題ではありません。

ストレスが溜まった時に、自律神経はすぐに働きを乱してしまいます。
上手くストレスと向き合って髪の毛を守りましょう。

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