中学生や高校生も悩む!10代の「若ハゲ」その原因と対策!

AGA予防対策
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まだ10代なのに、髪が薄くて同級生と比較してもボリュームがない…。 自分がいわゆる「若ハゲ」なんじゃないかと悩みを抱える中学生、高校生の未成年者は多くいらっしゃいます。

今回は「なぜ中学生や高校生が若ハゲになるのか」その原因と対策をご紹介します。 ハゲや抜け毛に悩んでいる中学生、高校生の方は「まだ大丈夫」と思い込まず、ぜひチェックしてみてください。

ハゲに悩むのは大人だけじゃない

薄毛というと中高年に特有の症状のように思われがちですが、薄毛に悩んでいる方は大人だけではありません。

現在、日本では中学生や高校生といった多くの10代の若者が、若年性の薄毛、いわゆる「若ハゲ」の悩みを抱えています。

このように若い時期から薄毛が発症してしまうのはなぜでしょうか。若ハゲには様々な理由が考えられますが、主として以下のような原因があります。

AGA(男性型脱毛症)

AGAによる薄毛

AGAは薄毛の原因として最も広く認知されているものです。AGAと聞くと壮年男性に発症するものと考えがちですが、実は10代の男性でも起こり得ます。

AGAはジヒドロテストステロンと呼ばれる男性ホルモンの働きによって発症します。ジヒドロテストステロンが毛根に作用すると、髪の毛の元となる毛母細胞の働きが抑制されてしまい、薄毛が進行します。

通常、10代では体内でジヒドロテストステロンがそれほど産生されることはありません。しかし、遺伝的な体質やホルモンバランスの乱れなどにより、10代のうちからジヒドロテストステロンが過剰に産生される方もおり、こうした方では若ハゲの発症につながってしまいます。

AGAの発症には遺伝的要因が大きく影響しているため、両親や祖父母が重度のAGAという方は特に注意が必要と言えるでしょう。

生活習慣の乱れ

ファーストフード

若ハゲの発症には食生活や睡眠などの生活習慣も深く関係しています。

ファーストフード、ラーメン、スナック菓子など、塩分、油、添加物を大量に含む食物は当然ながら頭皮に悪影響を与えます。また、忙しいから朝食を抜いたり、昼食をパン1個ですませたりするといった方では毛髪の促進に必要なビタミン、ミネラル、タンパク質を十分量摂取することができなくなります。

こうした栄養バランスを欠いた食生活は、ホルモンバランスを乱し、ジヒドロテストステロンの増加にもつながります。

睡眠不足が毛髪に与える影響も深刻です。寝ている間には成長ホルモンが分泌され、発毛を促進する働きをします。特に10代は成長期であり、成長ホルモンの分泌がピークになる時期でもあります。

したがって、この時期に夜更かしが常態化してしまうと、当然のことながら毛髪の成長にも悪影響を与えることとなり、時として若ハゲの原因となります。

ストレスによる若ハゲの影響も軽視することはできません。受験や就職、恋愛、友達関係などで過度な悩みやストレスをため込んでしまうと、交感神経が常に活性化され、頭皮の血流量が減少することで栄養不足となり、脱毛が促進されてしまいます。

このように、私たちの日常生活の中には若ハゲの原因となる要因が数多く潜んでおり、10代といえども一歩気を許せば、たちまちのうちに薄毛を発症してしまうリスクに晒されていると言えるのです。

10代から始める若ハゲ対策

一般に、10代の方の薄毛はそれほど症状が進行していないため、身の回りで手軽に始められる対策も数多くあります。色々あって迷われる方も多いでしょうが、主に以下に示すようなことを心掛けると良いでしょう。

良質な睡眠の確保

良質な睡眠

睡眠時間と毛髪の成長は密接な関係があるため、良質な睡眠は薄毛に対して大きな改善効果をもたらします。

特に夜10時から午前2時の間は毛髪の発育を促す成長ホルモンの分泌量も増加すると言われています。夜更かしの習慣がある方は、できるだけ早い時間に就寝できるように生活リズムを改めましょう。

また、寝る前に長時間スマートフォンやパソコンの画面を見ていると寝つきが悪くなり睡眠の質も低下すると言われています。毛髪への悪影響を考慮すると、こうした習慣も改善すべきでしょう。

食生活の改善

バランスの取れた食事

人体のあらゆる部分は食物を材料として構成されており、毛髪も例外ではありません。このため、食生活が毛髪に与える影響は極めて大きいと言えます。

健康的な毛髪を維持するためにはたんぱく質・ビタミン・ミネラルを過不足なく摂取することが重要であり、そのためには栄養バランスの取れた食事を規則正しく摂取する必要があります。

特に、日ごろからお菓子やインスタント食品ばかり食べている方、肉や魚が嫌いでたんぱく質摂取量が不足している方、ダイエットをしており極端に食事量が少ない方などは、一度、ご自身の食生活を見直すようにしましょう。

サプリメントの摂取

栄養を補うサプリメント

どんなにバランスの良い食生活を心がけていても、毛髪の発育に必要な十分量の栄養を食事のみから摂取することは時として困難な場合があります。

また、進学や就職のために親元を離れて暮らしている方などはどうしても食生活が不規則になりがちです。

こうした方については、食事で不足する栄養素をサプリメントで補うという手段もあります。具体的にはタンパク質・アミノ酸亜鉛・ビタミンB・ビタミンC・ビタミンEなどを含むサプリメントを必要に応じて食事に追加します。

ただし、サプリメントはあくまでも補助的な手段であり、健康な毛髪を維持するためにはバランスの食生活が大前提となります。くれぐれも、サプリメントを摂取しているから食事はおろそかにしてもよいなどとは考えないようにしましょう。

市販の育毛剤の使用

育毛剤を取り扱うドラッグストア

薄毛治療の市販薬として有名なものにリアップシリーズがありますが、残念ながら未成年の方には適応がないため、用いることができません。

このため、10代の方の若ハゲ対策には、毛根への栄養供給や、頭皮の血行促進作用によって毛髪の発育を促進する、医薬部外品の育毛剤の使用がメインとなります。

これらの育毛剤は、ミノキシジルなどの医薬品に比べると効果は見劣りするものの、症状の進行が軽度な若ハゲに対しては一定の効果を期待することができるでしょう。

効果がみられるまでには根気よく使い続けることも必要になりますので、効かないからといってすぐに投げ出さないことが大切です。

クリニックの受診

医師の薄毛診察

食生活や生活習慣を改善し、育毛剤を使用しているにも関わらず若ハゲがほとんど改善しないといった方や、不幸にして重度の若ハゲに悩まれている方には専門医の診察が必要になることもあります。

最近では予防も兼ねて10代のうちからクリニックを受診する方も多く、受診に際してそれほど心理的な抵抗を感じる必要はないでしょう。

ただし、治療には通常、保護者の方の同意書や同伴が必要になります。また、一般に費用も自分で対策をする場合と比べて高額になるため、事前に保護者の方と良く相談する必要があるでしょう。

10代だからと言って若ハゲを放置するのは危険!

要注意のイメージ

食生活の欧米化によるホルモンバランスの乱れ、ストレスの増加、スマートフォンの普及による眼精疲労や睡眠の質の低下など、現代の日本社会には頭皮に悪影響を与える要因が蔓延しており、こうした影響は若い世代にも確実に広まりつつあります。

薄毛の症状が出始めているにも関わらず「自分はまだ10代だから大丈夫」などと慢心していると、症状がどんどん進行し、20代、30代になる頃には取り返しがつかなくなる可能性もあります。

一方で、症状の進行が軽度のうちに先に述べたような対策をとることで、かなりの改善効果を見込むこともできます。

若ハゲは早期の対策が何よりも重要です。
「最近以前よりも抜け毛が増えた気がする」「お風呂上りに鏡の前に立つと地肌が透けて見えるようになった」など、若ハゲの兆候に気付いた場合は一刻も早く対策を開始するようにしましょう。

まだまだ先の長い人生を豊かで実りあるものにするためにも、若ハゲ対策は急務であり、決して疎かにすることができない問題なのです。

まとめ

ハゲと言うと中年~高齢者を連想する方が多いかもしれませんが、実際には中学生、高校生でも抜け毛が進行してしまうケースが多々あります。
「若いから」という理由だけで自然治癒を見込んで何も対策をせずに放置してしまうと、そのまま薄毛が進行してしまうことも珍しくありません。
10年後、20年後の自分のためにも今からできる対策をぜひ取り入れて「若ハゲ」の状態を克服しましょう。

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