軟毛化とは

AGAの初期症状と言われる「軟毛化」。
その原因や症状について解説します。

軟毛化の原因と仕組み

AGAを発症するとジヒドロテストステロンの影響によりヘアサイクルが乱れ、髪の毛が十分な成長をすることができなくなります。
このヘアサイクルの乱れが軟毛化を引き起こす原因となります。

正常なヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」の3つの時期で構成されており成長期にしっかりとした髪が生え、退行期に成長が止まり、休止期に抜け落ちていきます。

しかし、AGAになるとヘアサイクルが短くなりしっかりとした髪へと成長できなくなってしまいます。

充分な成長期を経ることができなかった髪の毛は、太く強い髪になることができず柔らかく細い髪の毛と化してしまいます。これが軟毛化の仕組みです。

ヘアサイクルの乱れは様々な原因で起きる

AGAがヘアサイクルを乱すことは説明しましたが、AGA以外にもヘアサイクルの乱れを引き起こす原因は複数あります。

更年期障害や不規則な生活習慣等によるホルモンバランスの乱れ偏った食生活による栄養不足ストレスや紫外線からのダメージや運動不足による頭皮の血行不良などもヘアサイクルの乱れの原因となります。

意外に思われるかもしれませんが、身体の不調や不摂生が、ヘアサイクルに大きく影響しているのです。

軟毛化の改善や、健康的なヘアサイクルを保つためには健康的な生活習慣や食生活も重要になってきます。

軟毛化すると何が起きるのか

髪の毛が軟毛化すると、全体的なボリュームが失われることから薄毛状態が目立つようになります。

また、ヘアサイクルが短くなっているため髪が生えてから抜けるまでの期間も短期間となり、抜け毛が増えます。

朝起きた時の枕元や、シャンプーの時など、今までより髪が抜け落ちたりしていませんか。抜け落ちた毛が細く柔らかかったり、短い毛が多い場合は軟毛化による影響かもしれません。

軟毛化のサインとは

生まれつき髪が細く柔らかい軟毛の方であれば、それは体質なので問題はありません。

しかし、コシが強く太い「硬毛」だった方の髪質が柔らかな毛に変わった場合や元々軟毛だった方の髪がさらに細く弱々しくなった場合はそれが軟毛化のサインである可能性が高いです。

また、髪全体が軟毛化していなくても産毛のような髪の毛が生えるようになったり一部分だけ軟毛化が進行しているケースもあります。

老化現象によって髪が細くなっていくパターンもありますが、まだ若年層~中年層であるにもかかわらず軟毛化が起きている場合には注意が必要です。

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