【医師が解説】オイリー肌とAGAの関係

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小学生の頃から頭蓋骨が大きく髪が薄い。オイリー肌のため、AGAかどうかが心配です

人間の髪の毛の量には個人差がありますし、頭蓋骨の大きさや髪の生えている範囲の広さについても、同様に個人差があります。
ゆえに、元々毛量が多い方で頭の小さな人と、毛量が少なめで頭の大きい人とでは、見た目の毛量の違いを感じる場合も時としてありえます。
更に髪の太さ細さについても個人差があるわけですから、その要素も考えれば「人間の髪の量」というのは非常に個人差の大きい物なのです。
ゆえに、薄毛の症状があるかどうかは「現在の見た目」ではなく「過去との変化」に注目しなければいけません。
仮にもともとボリュームの出にくい方であっても、過去と比較して変化が無いのであれば、現状においては大きく心配する事は無いのです。
また、頭皮の脂がAGAの原因になるかと言えば、それは違います。
AGAとはあくまで5αDHTと呼ばれるいわゆる髪にとっての悪玉男性ホルモンが原因で起こる物ですから、脂は原因になる事はありません。
男性、特に思春期以降から壮年期に掛けては、誰でも脂の分泌は多く見られますし、そもそも脂自体も頭皮を守るバリアの役目としてとても重要な物です。
分泌後の古くなった皮脂は、老廃物として日々のシャンプーで十分洗い流せますから、あまり過剰に心配する事無く日々のシャンプーをきちんと行うよう心掛けましょう。

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