【医師が解説】どの程度AGAが進行したら病院に行くべきなのでしょうか?

更新日:
【医師が解説】どの程度AGAが進行したら病院に行くべきなのでしょうか?の画像

若いころよりも髪のボリュームが少なくなってきたので、自分はAGAではないかと不安に思っています。
とりあえず、市販の育毛剤を使用中です。
もし育毛剤の効果が得られなかった場合、どの程度AGAが進行したら病院に行くべきなのでしょうか?

「若いころと比べて…」という事ですが、そのボリュームの変化がどの程度かが、まず重要な部分です。人間の一生において仮に脱毛症にならなかったとしても、毛量というのは変化していくものです。

幼少の頃と青年期以降を比べれば、頭の大きさは大きく変化する訳ですから、密度や濃さは変化してくるものです。また、20歳~30歳以降は少しづつ加齢によりボリュームが変わってきますし、それ以降は老化現象として毛量が明らかに低下しても決しておかしくありません。

その年齢による毛量の変化は、触った時のボリューム感や髪のハリなど、さまざまな部分で感じられるものです。その範囲の中であれば、これは人間全てに平等に起こりうる変化ですから、治療などを行う必要は全くありません。

しかしながら、明らかな抜け毛の増加や明らかな地肌の露出。また、明らかな額の後退などがあれば、それはAGAによる毛量低下の可能性があります。その場合には大衆薬(OTC)を薬局で求めたうえでの治療か、専門医の受診が対処策としては望ましいです。OTCを用いる場合には、リアップ(大正製薬)のように効能効果として発毛効果が認められている物が好ましいでしょう。

ですが、外観に変化が認められるなど明らかに症状が進行している場合には、やはり専門医への受診が好ましいと思います。つむじ周りや額の部分など、明らかに地肌が透けてきており心配なようであれば、まずはご相談になってみて下さい。

ドクター正木の教えてAGA記事一覧

ドクター正木の教えてAGA AGAセルフチェック FAGAセルフチェック 大宮中央クリニック院長インタビュー