AGAの原因ジヒドロテストステロンをつくる5αリダクターゼとは

AGA治療 2017.07.05

あなたはAGAの原因となるジヒドロテストステロン（DHT）がどうやって作られているか知っていますか？

それは、あなたの頭皮にある「5αリダクターゼ」という酵素がジヒドロテストステロンの生成に大きく関わっています。
今回はこの酵素に注目して知識を身に着けてみましょう！

5αリダクターゼってなに？

それでは早速5αリダクターゼについての説明をしようと思います。
5αリダクターゼとは、頭皮に存在する酵素です。
人の身体に様々な影響を与える作用を持っています。

実は5αリダクターゼの働きの中には、男性ホルモンであるテストステロンをAGAの原因となるジヒドロテストステロンに変換してしまう働きがあります。

つまり、5αリダクターゼが原因となり髪の毛が抜けたり薄くなったりするのです。

髪の毛が抜ける、弱くなる原因を作ってしまう5αリダクターゼには２種類の型があります。

それぞれの型に特徴があるので、AGA対策をしたい人はこれからの治療に繋ぐためにも知識を身に着けておきましょう。

5αリダクターゼⅠ型は側頭部、後頭部に存在する酵素で頭皮だけでなく全身にも存在します。

皮脂腺に影響を与えるので、5αリダクターゼⅠ型が多い人は肌が脂っぽかったりニキビが出来やすかったりします。

5αリダクターゼⅡ型は前頭部、頭頂部に多く存在する酵素です。
5αリダクターゼⅡ型が存在する場所を見て察した方も多いと思いますが、Ⅱ型のほうが髪の毛に大きな影響を与えます。

5αリダクターゼⅡ型の分泌量が多い人は、少ない人に比べて体毛が濃くなり、髪の毛が薄くなりやすい傾向にあります。

先ほどちらっと紹介しましたが、AGAの原因になりやすいのは5αリダクターゼのⅡ型の方です。

Ⅰ型は全身の皮脂腺に存在しますが、Ⅱ型は前頭部や頭頂部の毛乳頭に多く存在しているので髪の毛に影響が出やすいのです。

ここでは、AGAの原因となるジヒドロテストステロンを作りやすいのは、5αリダクターゼのⅡ型だということを理解してくださいね！

ここまでの話を聞いていると、5αリダクターゼがものすごい悪者のように思えてしまいますね。

確かに髪の毛にとっては悪影響を与える割合の方が多いかもしれませんが実は知られていないだけでしっかりと正しい働きもしているのです。

5αリダクターゼは本来、テストステロンの働きをサポートし骨や筋肉、精子の生成を促す効果があるのです。

つまり5αリダクターゼが少ないとテストステロンの働きがある人と比べて弱くなります。

男性の身体の成長にとって、必要不可欠な働き者なのです。
今まで大きくなる過程でも、かなりお世話になっている酵素なんですよ！

AGAの原因となる5αリダクターゼの量は何で決まるのか。
5αリダクターゼの量は基本的には遺伝で決まります。

5αリダクターゼの活性については両親の影響を受けるとされていますが、分泌量については主に母型の遺伝子が関わっていると言われています。

例えばあなたの母型のお爺さんがハゲていた場合は5αリダクターゼの量が多かったという可能性が高いのであなたに遺伝した場合には、あなたの頭皮の5αリダクターゼⅡ型の量が多いかもしれません。

ハゲは遺伝で決まる、というウワサがありますが
あながちウソではないですね。

あくまで遺伝する可能性がある、というだけなので必ずしも5αリダクターゼの量がそのまま伝わるという事ではありません。
そういった可能性もある、と考えておいてください。

今回はジヒドロテストステロンを作る原因となる5αリダクターゼの働きについて紹介しました。

働きを抑制することが出来ればテストステロンはジヒドロテストステロンに変換されないのでAGA対策は5αリダクターゼを抑えることが有効な手段のひとつだと覚えておいてください。

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