HARG療法と育毛メソセラピーの違いって何?

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抜け毛や薄毛等の脱毛症状に悩んでいるあなたは、HARG療法と育毛メソセラピーの違いについて知っていますか?

同義語だと思っている人が多い2つの治療法ですが明確な違いが数点あります。

これから脱毛症状を治すためには、これらの知識を身に着けて自分にどちらの治療法が当てはまっているのかを医師と一緒に判断する必要があります。

髪の毛を守るためにも、これから紹介する知識をしっかりと身につけてください!

HARG療法とは

HARG療法とは頭皮にHARGカクテルと呼ばれる髪の毛の成長因子(HARGパウダー)と育毛成分を配合したものを注入し発毛を促す治療法です。

成長が止まってしまった髪の毛が再び発毛する可能性を持っている治療法であり値段は高額になりますが治療後にも効果が続くので確実に効果を得たい人にオススメな薄毛治療法です。

育毛メソセラピーとは

育毛メソセラピーとは、髪の毛が成長するために必要な栄養素を頭皮に直接注射し育毛を促す治療法です。(ミノキシジルなどの血管拡張剤も配合されています。)

配合されている育毛成分はHARG療法に使われているものとほぼ同じです。薄毛対策として育毛メソセラピーを実施している人も多く頭皮に塗布する育毛剤よりも効果を得やすい傾向にあります。

最近ではHARG療法とは違った成長因子を配合し、発毛を促すことが出来る育毛メソセラピーを実施しているクリニックもあります。
事前に確認することで自分との相性を確認しましょう。

HARG療法と育毛メソセラピーの違い

HARG療法と育毛メソセラピーの基礎知識を紹介したのでそれらを参考にどんな違いがあるのかを調べてみましょう。

頭皮に直接注入するという点は同じ

HARG療法も育毛メソセラピーも、頭皮に成分を直接注入するという点は同じです。
頭皮への塗布や、薬を服用するよりも確実に頭皮に栄養素を届けることが出来るという目的から2つとも直接注入するという方法を実施しています。

成長因子を含んでいるか

HARG療法も育毛メソセラピーも頭皮に成分を直接注入するという点は同じですが配合されている成分に違いがあります。

HARG療法ではHARGカクテルを頭皮に注入します。(成長因子と育毛成分を混ぜ合わせたもの)
育毛メソセラピーでは育毛成分を頭皮に注入します。

これらの違いは成長因子を含んでいるかどうかです。 成長因子があることによって発毛が止まった毛母細胞に働きかけ生えていない髪の毛が生えるようになります。

成長因子が含まれていない育毛メソセラピーは生えている髪の毛の成長を促すことが出来ますが成長が止まっている毛母細胞に発毛を促す効果が弱いのです。

髪の毛を増やすことが出来るのかどうかは、成長因子が大きく関わっています。
髪の毛を確実に増やしたい人や早急にAGAを治療したい人は、成長因子が配合されているHARG療法を選んでみると良いかもしれません。

治療費の違い

HARG療法と育毛メソセラピーは治療費も大きく異なります。

HARG療法の相場は8万円から10万円ほど(1回あたり)
育毛メソセラピーの相場は2万円から6万円ほど(1回あたり)

HARG療法で使われているHARGカクテルに含まれる脂肪由来の幹細胞から抽出した成長因子(AAPE)は製剤にコストがかかります。

9割程度の確率で発毛が期待できるHARG療法ですが製剤にコストがかかることが理由となり育毛メソセラピーよりも治療費が高額になっています。

HARG療法や育毛メソセラピーは長期治療(半年から2年)が基本なので長い目で見ると金額が大きく変わってくるので自分のお財布と相談しながら治療を考える必要があります。

治療後の経過にも違いが

HARG療法は治療を中断しても発毛効果が続きます。
育毛メソセラピーは中断するとすぐに効果が無くなってしまうことがあります。

治療を辞めた時の髪の毛の状態は、薄毛を治療しようと考えている人にとっては非常に重要なポイントだと思います。

HARG療法は成長因子が配合されている為頭皮が髪の毛を生やす働きを促進させることが出来、治療を辞めた後にも頭皮に流れてくる栄養を使って髪の毛を育てようとします。

育毛メソセラピーは栄養素を与えているだけなので治療を辞めると髪の毛が伸びる為の栄養素が一気に不足してしまい髪の毛が細くなったりと治療後に効果が減少してしまいます。

治療後の発毛状況は、どちらを使って治療をするのかを判断する大きなポイントになりそうですね。

HARG療法と育毛メソセラピーの違いが曖昧になりつつある

実は育毛メソセラピーの成分に成長因子を配合するクリニックも出て来たのでHARG療法との違いが曖昧になりつつあります。

HARG療法の成長因子は脂肪由来の幹細胞から抽出したもの。
育毛メソセラピーの成長因子は皮膚由来の幹細胞から抽出したものです。

成長因子の由来は違い、発毛効果も変わってくるようですがどちらも発毛の可能性を含む治療法になったと考えるとHARG療法と育毛メソセラピーが同義語になる日も近いのかもしれません。

成長因子が含まれていない、育毛成分のみが配合された育毛メソセラピーを実施しているクリニックもまだあります。

しかし、発毛の可能性が高いものを患者の方は選ぶので必然的に成長因子を配合するクリニックが増えています。

まとめ

HARG療法と育毛メソセラピーの違いを紹介しました。
2つの違いを紹介しましたが、最近は違いが曖昧になってきているのでどちらを自分の治療に活かしたいか判断しにくいと思います。

治療後の持続性や成分、費用の違いなどをカウンセリングなどで確認し自分に合っているかどうかを医師を一緒に考えながら実施するかどうか判断してみませんか?

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