AGAは皮膚科でも治療できる?AGA専門クリニックとの違いとは

AGA治療
AGAは皮膚科でも治療できる?AGA専門クリニックとの違いとはの画像

皮膚科におけるAGA・薄毛治療とは

AGAの治療は専門のクリニック以外に皮膚科で行うことも可能です。
頭皮も皮膚の一部であるため、皮膚科の医師にもAGAの診察や治療に対するある程度の技量を有しています。

また、皮膚科専門医の集まりである日本皮膚科学会もAGAの治療法のガイドラインも策定しており、この分野とも深い関わりのあることを示しています。

同ガイドラインでは様々なAGA治療法の評価・ランク付けを行っており、治療ごとの推奨度を公表しています。

こうした事実からも皮膚科とAGAの治療には密接な関わりがあり、AGA専門クリニックと同様に皮膚科でもAGAの治療が可能であることがお分かりいただけると思います。

皮膚科におけるAGA治療の内容

それでは皮膚科では具体的にどのようなAGAの治療を行っているのでしょうか。

基本的に皮膚科にはAGA治療のための大がかりな機器や設備を導入しているところはほとんどありません。このため、皮膚科でAGA治療を行う場合は服薬による治療がメインになります。

治療に使われる薬はプロペシア(成分名:フィナステリド)、ザガーロ(成分名:デュタステリド)、ミノキシジルタブレット、ミノキシジル外用薬など有名なものがほとんどで、1ヶ月~半年ごとに定期的に医師の診察を受けながら、これらの薬を服用することになります。

保険適応の有無

病気などで皮膚科を受診する際には保険証を持参するのが一般的です。
病院やクリニックの窓口で保険証を提示することで、診療にかかった費用の3割分の自己負担金を支払います。

このため、皮膚科でAGAの治療を受けた場合も支払金額が3割になると勘違いされている方が時々いらっしゃいますが、残念ながらAGAの治療は保険が適用されない自由診療になります。

診察時には保険証を持参する必要はなく、治療にかかった費用は全額自己負担になります。

「AGA専用クリニックなら全額自己負担になるけど皮膚科なら3割負担で済む」というようなことはないので十分に注意してください。

皮膚科ならではの診療の特徴

皮膚科に特徴的なAGA治療の方法としてフィナステリド+ミノキシジルの併用療法があげられます。

これは、血管拡張により頭皮への栄養供給を促進するミノキシジルと、男性ホルモン抑制作用により脱毛を予防するフィナステリドの相乗効果を狙った画期的な治療法であり、経験豊富な皮膚科医の元で行われることが多いです。

単剤の服薬だけでは物足りないという方にはより確実な効果を得られる2剤併用療法をお試しいただくのも良いかもしれません。

ただし、この治療法は両薬による副作用が発現する可能性も高まるため、服用中はベテランの医師によるモニタリングが欠かせません。

希望される方はAGA治療にきちんとした実績のある皮膚科を選ぶようにしましょう。

AGA専門クリニックとの違い

医療器具

AGAを治療するに当たって、皮膚科とAGA専門クリニックとでは共通点も多いですが以下のような相違点もあります。

診察内容の違い

皮膚科でのAGA治療は薬物療法がメインになります。
このため、診察にかかる時間は短く、医師との簡単な面談後にすぐに処方箋を渡されて終了ということもよくあります。

皮膚科の医師はAGA以外の患者さんもたくさん診察しているため、AGAの治療や研究にそれほど熱心に時間を割いているわけではありません。
そのため業界で最も標準的とされるプロペシアなどを処方して様子を見るといったやり方がほとんどです。

これに対して、AGA専門クリニックは一般に患者さんとじっくりカウンセリングをすることで治療方針を決定します。

薬物療法以外にも、自毛移植やHARG療法など高額な設備を導入した治療法を実践しているところも多く、軽症~重症までさまざまなタイプのAGAに対応することができます。

また専門クリニックでは、頭皮に優しいシャンプーを使ったヘアケアの仕方や食事、睡眠についての生活指導など様々な面から患者さんをサポートしてくれるところもあり、深刻なAGAに悩む患者さんにとっては強力な味方となってくれます。

費用の違い

皮膚科もAGA専門クリニックも治療については保険の効かない自由診療であることは共通しています。

しかし、皮膚科での治療が薬の処方メインであるのに対して、AGA専門クリニックでは入念なカウンセリングや高価な設備を駆使した療法にまで及ぶことから、必然的にAGA専門クリニックの方が治療にかかる費用は高額になります。

皮膚科での薬物治療が月に数千円~1万円程度なのに対して、AGA専門クリニックで集中的な治療を受ける場合は月に数万円~数十万円もかかることもあります

処方薬の違い

処方薬の種類に関しては基本的に皮膚科もAGA専門クリニックもそれほど変わらないと考えて良いでしょう。

どちらも、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなどの効果が強く推奨度の高いAGA治療薬を用いることになります(ただし、皮膚科では先述したような併用療法を実践しているところも多くあります)。

ただ、AGA専門クリニックでは皮膚科のように薬を処方して終わりというのではなく、頭皮ケアの細かい指導など入念に患者さんをサポートしてくれるところが多いため、プラスαの効果を期待できる内容となっています。

皮膚科での治療に向いている方

皮膚科でのAGA治療がお勧めなのは以下の様なタイプの方といえます。

近場にAGA専門クリニックがない方

AGA専門クリニックは主に都市部に集中しています。
田舎に住んでいるなど、自宅から通える範囲内に専門クリニックがないという方はまずは皮膚科に行かれることをお勧めします。

皮膚科ではプロペシアの服薬が中心の治療になりますが、これによって症状が改善される方もたくさんいらっしゃいます。莫大な交通費や時間をかけて遠方の専門クリニックに通うのは、皮膚科の治療では十分な効果が得られないと分かった後でも遅くはありません。

既に治療薬が決まっていてスピーディーに処方してもらいたい方

一般に皮膚科の診療時間は専門クリニックと比べてかなり短く、医師によっては5分程度の診察で薬を処方してくれる人もいます。

このため、自分はプロペシアで治療をするなど、具体的な治療薬が決定している場合は皮膚科で医師にそのことを伝えるのが一番手っ取り早いといえます。

仕事が忙しいサラリーマンの方など、じっくりとカウンセリングを受けている暇がないという方には皮膚科の方がお勧めといえます。

費用を安く抑えたい方

AGA治療をするための経済的余裕があまりなく、できるだけ安上がりに済ませたいという方にも皮膚科がお勧めです。基本的には全額自己負担となりますが、それでも診察料と薬代しかかからないため、費用は最低限に抑えることができるでしょう。

あまり干渉されずに自分のやり方でケアをしたい方

AGAの患者さんの中には、クリニックでは薬だけを処方してもらってそれ以外は自分で独自に調べたやり方でヘアケアを実践したいという方もいらっしゃいます。

AGA専門クリニックではシャンプーの仕方から紫外線防御のやり方まで様々な指導を受けることもあり、一部の患者さんにはこうしたやり方を押しつけがましく感じる方もいらっしゃるようです。

このため、医師からの干渉を最小限に抑えたいという方には皮膚科の方が向いているといえるでしょう。

周囲の目が気になる方

AGA専門クリニックは人によっては出入りするのに勇気がいることがあります。

建物に入るときや出てきたときに周囲の通行人から「あ、あの人は薄毛治療してる!」と好奇の目で見られる可能性もあり、人によってはどうしても気になってしまうものです。 その点、皮膚科なら診察室の中以外ではどんな治療を受けているのかが分からないため、堂々と出入りすることができます。

まとめ

皮膚科とAGA専門クリニック、どちらでも治療を行うことができますが治療内容から費用まで細かな違いが沢山あります。
自分がどのような治療を受けたいかによって決めるのがオススメです。

また、今回は皮膚科に焦点を当てて診療内容について解説いたしましたが、AGA治療は皮膚科をはじめ様々なクリニックで受診することができます。
AGA治療については治療効果が実感できるまでに半年以上を要すると言われているため、長く通えるようなクリニック選びをしましょう。無料カウンセリングを実施しているクリニックも複数あるので、それを利用して病院を探すというのも一つの手段です。

この記事を読んだ人はこれも読んでいます

AGAの記事一覧を見る
ドクター正木の教えてAGA AGAセルフチェック FAGAセルフチェック