髪の毛の基礎知識

AGAトピックス
髪の毛の基礎知識の画像

髪の毛はどんな成分で構成されているのか、どんな役割があるのか。
髪の毛の基礎知識を知ることによってあなたの抜け毛や薄毛といった悩みの解消に繋がるかもしれません。

意外と知られていない髪の毛についての基礎知識を今回の記事で身に着けてください!

髪の毛は毛根で作られています

髪の毛は毛根で作られています。
頭皮の中に存在する毛包毛母細胞などの総称が毛根です。

毛母細胞と呼ばれる髪の毛の土台が 細胞分裂を繰り返すことにより髪の毛が生えてきます。

毛母細胞が分裂する回数は限られており人によって個人差がありますが限界を超えると髪の毛が生えてこなくなると言われています。

知っている人も多い基礎知識かもしれませんが頭皮の中で細胞分裂を繰り返すことにより髪の毛が生えてくると覚えておいてください。

なお髪の毛はヘアサイクル(毛周期)と呼ばれる一定の周期に沿って発毛、成長、抜け毛を繰り返しています。
一見するとあまり変化の内容に見える髪の毛も、実は毎日生え変わりが起きているのです。

髪の毛は皮膚の角質が変化したもの

実は髪の毛は皮膚の角質が変化したものです。
毛母細胞から生成された角質が積み重なることによって髪の毛が伸びていきます。

爪や皮膚の角質と同じ死んだ細胞なので髪の毛を切ったとしても人間は痛みを感じません。

髪の毛は死んでいる細胞なので傷ついてしまっても自己修復機能がないので傷ついたままです。

髪の毛を染めすぎたり、負担をかけすぎたりすると千切れやすい髪の毛になったり水分保有量が少ないバサバサの髪になるのは髪の毛を治すことが出来ないことが理由になっています。

髪の毛の主成分は?

髪の毛の主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質です。 ケラチンを生成するアミノ酸は体内で作ることが出来ない必須アミノ酸なので食事から摂取する必要があります。

つまり、普段からケラチンを生成するために必要な必須アミノ酸を食事から摂取できないと健康な髪の毛を生やすことが出来ないのです。

髪の毛が切れやすい、抜け毛が多くなっている髪の状態が良好とはいえない人は普段の食事から摂取しているタンパク質の量が少ない可能性があります。

髪の毛の成長にはあなたの食生活も大きく関わっているのです。

髪の毛はどんな構成なの?

髪の毛の構成について紹介したいと思います。

キューティクル

髪の毛の表面をコーディングするように存在する硬いタンパク質の層です。
ウロコのように重なっており、髪の毛の内部を守る役割があります。

カラーリングやパーマはキューティクルをはがして色を変えたり形を変えているので髪の毛を守るための強度を大幅に削っていると考えてください。

コルテックス

コルテックスは髪の毛の85~90%を占める繊維状のタンパク質です。
水分や油の量、タンパク質の質によって柔らかくなったり硬くなったりします。

コルテックスの内部に存在するメラニンによって髪の毛の色が変わります。(メラニンが多ければ多いほど黒くなります)

メデュラ

髪の毛の中心に、芯のように存在するやわらかいタンパク質です。
脂質と一緒に存在することが多いのです。
メデュラの働きは未だに研究でもわかっていません。

メデュラが外的刺激によって量が減ってしまうと髪の毛の中心に空間が出来てしまい光に当たると髪の毛が白っぽく見えてしまうことが分かっています。

髪の毛にはどんな役割があるの?

実は髪の毛にはしっかりと役割があります。
役割について意外と知らない人が多いと思うのでコチラの項目で紹介したいと思います。

衝撃の吸収

髪の毛1本1本は弱く脆い細胞なので決して強度があるとはいえませんが何万本も生えている人間の頭皮はある程度のクッション性があるのです。

壁に頭をぶつけた時や、なにかに頭をこすってしまった時。
髪の毛があるのとないのとでは、頭皮や頭蓋骨へのダメージが大きく変わるのです。

人間の重要機関である脳を守るために髪の毛は日々、あなたを守ってくれています。

紫外線から身を守る

オゾン層が薄くなり、どんどん紫外線が強くなっている現在髪の毛は紫外線から頭皮を守る役割を持っています。

強い紫外線を浴び続けると、火傷になったりガンが発生する可能性が高くなります。

決して体に良いものとは言えない紫外線を髪の毛が吸収してくれています。

ここでひとつ、注意しておきたいことがあります。
紫外線から頭皮に対する刺激は髪の毛によって保護できますが髪の毛はそのままダメージを受けているという事です。

紫外線を受けた髪の毛は、強度の低下や乾燥などのほかツヤ感や色素が失われてしまいます。
健康な髪の毛を保つためには、帽子や日傘、髪の毛用の日焼け止めを活用して髪の毛の紫外線ケアにも気を配る必要があります。

毒素を体外へ出す役割

人間の体に害を与える有害な物質は意図せず食事や空気中から体内に入ってしまうことがあります。

毒素を体外へ排出するのは、尿や便のイメージが強いと思いますが実は髪の毛が成長することによって毒素を体外へ排出することが出来ています。

ヒ素や水銀、鉛などの毒素は体が毛穴から排出しようとします。 髪の毛が伸びる過程で毛穴にあった有害物質を排出することであなたの体を健康に近づけているのです。

まとめ

今回は髪の毛についての基礎知識を紹介しました。
髪の毛を守るためには、髪の毛についての知識を身につけておく必要があります。

しっかりと髪の毛の基礎知識を身に着けておけばAGA治療や薄毛治療への理解もさらに深まりますよ!

この記事を読んだ人はこれも読んでいます

AGAの記事一覧を見る
ドクター正木の教えてAGA AGAセルフチェック FAGAセルフチェック